成功者には、ある共通する秘密があるのを
ご存知でしょうか?
世界一の億万長者メーカーとも言われる
ダン・ケネディによると
大成功を収めた人のほとんどが
この秘密を持っているそうです。
その秘密とは……
それは「失敗」です。
しかも、大成功する人ほど
その成功に見合うほどの大失敗をしています。
しかし、大事なのは失敗したときに
どうやって逆転するかということです。
失敗した後に逆転できなければ
ただの借金まみれの人生だからです。
ケネディによると
失敗で「あること」に気付いた人だけが
逆転して成功者になることができるそうです。
ケネディが言う「あること」とは?
「どんな本? ざっくり教えて」
「億万長者メーカー」と呼ばれるダイレクト・レスポンス・マーケティングの第一人者、ダン・ケネディ。文字通り「億万長者を量産」してきた彼だからこそ語れる、お金を引き寄せる26の行動原則。
もちろん、よくある成功法則とは一味違う、“ダン・ケネディ節” が炸裂! ふんわりといいことなんて書いてません。
具体的で明快な行動原則は、「捨て曲」ならぬ「捨て原則」なし。26全部がキレッキレ、これはもう億万長者のための「ベスト盤」。ビジネス成功のエッセンスが凝縮されているのです。
「はじめに」から、お得意のヘッドライン(見出し)でガツンとやってくれるので、それもお楽しみに。
「誰におすすめ?」
- そりゃもう、億万長者になりたい人
- ビジネスで成功を収めたい人
- 逆に、お金を稼ぐことに抵抗感がある人
- どうすれば富めるのかわからない人
「ここがポイント!」
「はじめに」から、ダン・ケネディはこう宣言します。
本書は、富を “引き寄せる” ことについての本である。
はい、期待してよろしい。ダンは、億万長者になるための「哲学」「行動」「戦略」をそれぞれ説明してくれると言います。
章立てはこのようになってます。
『億万長者のお金を生み出す26の行動原則』 章立て
- 第1章 お金を生み出す行動原則26
- 第2章 その道のプロが語る「お金を生み出す」特別な話
- 第3章 お金を生み出す資料集
まず、「戦略」は第2章にあたります。これは、ダンが語るのではなく、さまざまな人の成功談や実践的なアドバイス。第3章はほとんど本のリスト。
メインはやはり第1章の「お金を生み出す行動原則26」。これはおそらく、最初の6つが「哲学」、残りの20が「行動」となっています。
「哲学」と言っているのは、考え方、つまりマインドセット。でも、当たり前のことなんて語りません、ダンですもの。
「セールスに対する罪悪感」その「ブレーキ」をはずすことや「善きことをするから富める……んなぁこたぁない」と言い切ってみたり。
「経営者は誰のために働く? お客様? 従業員? 社会のため?」そんな答えじゃダンに怒られますよっと。
ありきたりな考え、常識、それが結構やっかいで、成功のパワーにブレーキをかけてしまう。このブレーキ、あなたの頭の中にもあるでしょう? それをこの6つの原則でぶっこわしてくれます。
マインドがなんとかなったら、はい、次は「行動」。理論だけ詰め込んでも、実際のところ「どうするんだっけ?」と二の足を踏んでしまうのは世の常ですな。はいはい、ダンは、そんな人を星の数ほど見てるんでしょうね。どれもこれも実践的。
「カードをいつも持ち歩く」「夢手帳に日付を入れる」「毎朝、瞑想」……といったことでは全然ありません。
「お金について語れ」「大物になれ、有名になれ」「求めろ。」(生きろ。的に)「情熱なんてどうでもいい、まず市場」「臆病者になるな」……特に私が好きなのは「未来日記」ならぬ「未来預金」。
さあ、それは何でしょう?
ダンの熱にあおられて、若干空回り気味になってきましたので、少しクールダウンするお時間をください。その間にこちらをどうぞ。

26の行動原則はそれぞれ独立しているので、どこから読んでもいい。

ダン・ケネディ(小川忠洋監訳)のバイブル全3冊。手元に置いて何度も読みたい。
『億万長者のお金を生み出す26の行動原則』 目次
第1章 お金を生み出す行動原則26
第2章 その道のプロが語る「お金を生み出す」特別な話
第3章 お金を生み出す資料集
『億万長者のお金を生み出す26の行動原則』 口コミ・評判
リンク先の本書の商品ページにて、この本を実際に買った方のカスタマーレビュー、感想を読むことができます。
ダン・ケネディ 著者紹介
ダン・ケネディ。全米で多くの億万長者を生み出してきて、「億万長者メーカー」と呼ばれている。彼にはいくつもの顔があり、著者としては11冊以上の本を出版、そのうち6冊は日本語版も出版されている。
講演家としては、9年連続で、20~27以上のイベントに出演。ブラアントレーシー、マーガレットサッチャー元英国首相、ブッシュ元大統領、レーガン元大統領、シュワルツコフ将軍などと講演をともにする。国内の協会、企業、独立系セミナープロモーターなどとの現役中の契約は2000を超える。現在は講演をうけることは滅多にない。
マーケティング・コンサルタントとしては、32年のキャリアをもち、年商数千万円~数億円規模の会社から数千億円規模のクライアントを育てている。(その中の一社はニキビケアのTV通販で世界No1になりました。テレビCMで有名なプロ○クティブ)
彼の月刊ニュースレター『屁理屈なしマーケティング・ニュースレター』は現在、米国で2万人以上の会員、日本で2000人以上の会員の元に届けられている。
現在のコンサルティングフィーは1日128万円。コーチングプログラムは年間320万円。
コピーライティングプロジェクトは1000万円前後+%ロイヤリティ。(全て、キャンセル待ち)2009年彼のコーチングクライアントの主催するセミナーには合計で10万人以上が出席した。起業家、マーケターにとって極めて影響力の強い人物である。
※目次、著者紹介は、ダイレクト出版から正式に提供された文章です。
『億万長者のお金を生み出す26の行動原則』 レビュー
その昔、陸奥国を治める蒲生氏郷(がもううじさと)に仕える、岡佐内という武士がおりました。ある夜、彼が眠っていると、その枕元に小さな老人が現れます。
岡が「おぬしは誰か?」と問うと、その老人は笑みを浮かべ「黄金の精霊」だと答えます。普段から金を大事にする岡に感謝して現れたのだと言います。
岡佐内は、その「黄金の精霊」と名乗る老人に、普段から思っている「ある疑問」を尋ねます。
それは、『人の貴賤は、仏教でいう「前世の因縁」か、儒教でいう「天命」か』というものでした。つまり、「善い行いの結果や運命として豊かになるのか」というもの。
それに対し、「黄金の精霊」は「豊かさというのは(稼ぐ)技術の結果である」また、「私はもともと神や仏ではない。金というものに善いも悪いもない」と答えます。
二人はいろいろな話を続けました。そうして、夜も更け、老人はふっと消えてしまいました。
日本人とお金
これは、『雨月物語』(上田秋成著)にある『貧福論(ひんぷくろん)』です。
日本の話としては、『源氏物語』をはじめ、情や美しさを謡ったものが多いですが、こちらはカラッとした「哲学問答」のような珍しい話。
死してなお、情念が祟るといった怪談として知られる『雨月物語』の最後にこの話があります。
日本人の私たちは特に、この岡佐内の疑問「善い行いの結果や運命として豊かになるのか」あるいは「清貧としてあるべきではないか」「金のことをいうとは何というあさましさ」といった「自ら富むこと」に対するネガティブなイメージが刷り込まれているのでないのでしょうか。
そして、それはただの物質としてある「お金」に何らかの「情」を投影して見てしまう日本人の習性みたいなものでしょう。
ここで私たちは、生きる「黄金の精霊」とも言える一人の男に、登場を願わなければなりません。
お金儲けと「精神性」を一緒にするな
ダン・ケネディはこう語ります。「世の中がフェアだと期待してはいけない」「お金には善悪も良心もない」のだと。
ダンは、すでに紹介したとおり「本書は、富を “引き寄せる” ことについての本である 」と書いています。
いわゆる「引き寄せの法則」があります。『ザ・シークレット』(ロンダ・バーン著)と高次存在 エイブラハムのチャネリングによる『引き寄せの法則』(エスター・ヒックス/ジェリー・ヒックス著)が有名でしょうか。
ここでは「お金をが欲しいと強く願うだけでお金を引き寄せる」といったものですね。ダンはこれらとは全く違い、お金を引き寄せるような「行動」原則があり、それを本書で述べています。
また、富、お金は無限なので、あなたがいくら稼ごうが、それで誰かが貧することにはならないと。
このいわゆる「ゼロサムゲーム」のパラダイムから抜け出すことは『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)でも語られており、Win-Winで倍増していくような「豊かさマインド」につながっていきます。
ダンはこう語ります。お金を稼ぐということについて、「良心の呵責は真っ先に捨てるべし」と。
この本のちょっとややこしい点
実はこの「引き寄せ」について、本書はちょっとややこしいのです。
この本の監訳を行っている小川忠洋さんの「序文」にこれは書かれています。
この本の原題は、『No B.S. WEALTH ATTRACTION FOR ENTREPRENEURS』と言います。直訳すると、「屁理屈なし、起業家のための富の引き寄せ方」とでも言いましょうか。
つづいて、ダン・ケネディによる「はじめに」の冒頭にはこうあります。
初めにお断りしておくが、本書のテーマはお金の稼ぎ方でも富を生み出す方法でもない。
「稼ぐ」または「生み出す」という言葉は、「労働という鎖につながれたお金」を連想させる。これらの言葉には、お金は労力に応じた見返りとして手に入るものだ、という含みがある。富とは基本的に、額に汗して必死に働いた結果、得られるものだというわけだ。
本書では、その概念をひっくり返し、労働の鎖を断ち切っていく。本書は、富を “引き寄せる” ことについての本である。
……と、前出の言葉へつながるのです。
まとめてみましょう。
原題は、「屁理屈なし、起業家のための富の引き寄せ方」ですよ……。
お金を「稼ぐ」とか「生み出す」とかは「労働」だからダメですよ……。
お金を「引き寄せる」本ですよ……。
では、あらためて本書のタイトルを見てみましょうか。
『億万長者のお金を生み出す26の行動原則』
・・・・・・
なんでやねん! まるで逆やん!
おそらく、素直にタイトルをつければこんな感じでしょう。
『億万長者のお金を引き寄せる26の方法』
おそらく、ダイレクト出版の会議室でも、これは悩んだ。
この『億万長者のお金を引き寄せる26の方法』というタイトルにしてしまうと、『ザ・シークレット』や『エイブラハムの引き寄せの法則』をイメージされてしまう。
ただ善いことを頭に思い浮かべるだけでお金が引き寄せられてくると勘違いされてしまう。このまま販売したら、返金が大変だ。
そして、ダンの意図がこのタイトルからは伝わらない。ダンの主張はまず「行動」だ。それによってお金が引き寄せられてくる。この「行動」とは「労働」では決してない。
よし、こうしよう。
『億万長者のお金を生み出す26の行動原則』
まあ、おそらくそんなところではないかと。
でも、この言葉で表すと真逆になってしまう微妙なニュアンスに、どうやら本書の重要なポイントがありそうです。
未来預金
では、そのダンの「引き寄せの法則」とは一体どんなものなのか? そのひとつに「現在預金」と「未来預金」のコンセプトがあります。
「現在預金」とは、簡単に言えば「売上」。今月入金される収入です。レストランを経営していれば、今月は何人のお客さんが来店し、いくらの売上になったか。
それに対し「未来預金」には、そのお客さんが今後何回来店してくれるか。それはいくらになるのかを記していきます。(どうやら想定される概念的なもの)
そのためにお客さんの名簿を作り、そのお客さんに案内やクーポンなどを送ったりすることも大切でしょう。
ダンは嘆きます。ほとんどの経営者は、「現在預金」ばかり気にかけていると。「現在預金」を増やすことは、いわゆる「労働」に直結します。
「未来預金」の貯蓄を増やしていけば、お金を引き寄せてくれるのです。
これは豊かになるための重要な “気づき” となるのではないでしょうか。
本書を貫くひとつのテーマ
「未来預金」で資本がどんどん増加していくと、人は億万長者になります。ダンは多くの億万長者を見てきました。そして、彼が思ったことはこうでした。
億万長者には極めて平凡な人間も多いということを知っていたら、もっと大勢の人が億万長者になれるのに
では、なぜ「平凡な人」が「億万長者」になれるのでしょうか?
それは、「行動」です。
ささいなアイデアでも、それを実行する。機を待たずに行動する。それが重要だと、ダンは26番目の最後の原則になっても、言い続けています。
成功者とは行動する人であるもし、私やあなたが、まだ成功していないのだとしたら、それは、(正しい)「行動」が足りていないのかもしれません。
「え? どう行動すればいいのかって?」
それが、この本に書いてあります。この本をチェックする